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用賀でバレエダンサーの腰痛治療|舞台直前の痛みを根本改善

News&Topics2026.08.12

用賀でバレエダンサーの腰痛治療|舞台直前の痛みを根本改善

はじめに|バレエダンサーを悩ませる腰痛という壁

バレエダンサーにとって、腰は身体の要です。アラベスクで美しく脚を上げる時も、前屈で深く身体を倒す時も、腰椎と骨盤の柔軟性と安定性が求められます。

しかし、その要である腰に痛みが生じた時、ダンサーは大きな壁に直面します。朝起きた時に顔を洗うだけで腰が抜けそうになる、レッスン中は痛みを感じないのに翌日には動けなくなる、そんな矛盾した症状に悩まされることも少なくありません。

特に大切な舞台やオーディションを控えている時期に腰痛が悪化すると、ダンサーは深刻な選択を迫られます。痛みを我慢して踊り続けるべきか、休養を取って機会を逃すべきか。人生をかけて取り組んできたバレエを、腰痛のために諦めなければならないのではないかという不安は、想像以上に大きなストレスとなります。

バレエダンサー特有の腰痛の特徴

バレエダンサーの腰痛は、一般的な腰痛とは異なる特徴を持っています。

まず、背骨の柔軟性が非常に高いことが挙げられます。一般の方であれば背骨が硬くて痛みが出るケースが多いのですが、バレエダンサーの場合は逆に柔らかすぎることで痛みが生じることがあります。これは「ハイパーモビリティ」と呼ばれる状態で、関節の可動域が過度に広いために、かえって不安定になり痛みを引き起こすのです。

また、アラベスクなど腰を反らせる動作を繰り返すことで、特定の筋肉に過度な負担がかかります。腰椎周辺の多裂筋という深層筋が緊張し続けると、痛みの原因となります。

さらに、股関節の硬さが腰への負担を増大させるケースも多く見られます。股関節の可動域が制限されていると、本来股関節で行うべき動作を腰で代償しようとするため、腰椎に過剰なストレスがかかるのです。

今回のケース|大学院生ダンサーの切実な悩み

今回ご紹介するのは、お茶の水女子大学大学院で舞踊研究をしながら、週9コマものレッスンと指導をこなす25歳のバレエダンサー、K様のケースです。

K様は3〜4歳からバレエを始め、20歳の時にはロンドンのセントラル・スクール・オブ・バレエに留学。コロナ禍という困難な状況の中でも3年間学び、帰国後は大学院に進学しながらバレエを続けてきました。

しかし、腰痛が徐々に悪化し、朝起きた時に顔を洗うだけで腰が抜けそうになるほどの状態に。レッスン中は痛みを感じずに踊れるものの、翌日には動けなくなるという繰り返しでした。柔軟をしようにも腰が痛くてできず、根本的なケアができない悪循環に陥っていたのです。

そんな中、8月のオーディションと4月のドン・キホーテ公演という大切な舞台を控え、K様は切実な思いで当院を訪れました。「バレエは今しかできない」という覚悟で就職を諦めて舞踊の道を選んだ直後だけに、この腰痛を何としても改善したいという強い意志がありました。

カウンセリングで見えた痛みの本質

詳細な問診で明らかになった症状の特徴

K様が来院された際、まず詳しくお話を伺いました。

痛みの場所は腰全体に広がっており、特に左側が強いとのこと。うつ伏せで寝ている状態は比較的楽ですが、立ったり座ったりする動作で痛みが増します。前屈すると痛みが出て、横に倒す動作でも左右ともに痛みを感じます。

興味深いのは、レッスン中は痛みをあまり感じないという点です。自分の踊りに集中している時は痛みが気にならないのですが、終わった後や翌朝には激しい痛みに襲われます。これは、踊っている最中はアドレナリンが分泌されて痛みを感じにくくなっているためと考えられます。

また、バーレッスンでは前屈系の動作が特に痛いとのこと。アラベスクも痛みはありますが、それ以上に前に倒す動きで強い痛みを感じるそうです。

過去の治療歴と効果

K様はこれまでにいくつかの治療を試されていました。

最近では電気を流す治療や、金の棒のような器具を使った施術を受けたそうですが、あまり変化を感じられなかったとのこと。これらの治療は表面的なアプローチに留まっており、バレエダンサー特有の身体の使い方や、痛みの根本原因に対応できていなかったと考えられます。

K様自身も「最近いろいろ試してみている」とおっしゃっていましたが、明確な改善が見られず、不安を抱えながら踊り続けている状態でした。

身体評価で発見した意外な事実

実際に身体を触診してみると、予想外の発見がありました。

まず、腰の筋肉が「ガッチガチに硬い」という感じではなかったのです。通常、腰痛の方は腰部の筋肉が非常に硬くなっていることが多いのですが、K様の場合は違いました。

背骨の柔軟性を確認すると、驚くほど柔らかい。一般的なバレエダンサーは背骨が硬い方が多いのですが、K様は逆でした。これは「ハイパーモビリティ」、つまり動きすぎてしまうことで痛みが出ている可能性を示唆していました。

また、股関節は意外にも硬さがあり、特に左側の可動域が制限されていました。内転筋を押すと強い痛みがあり、お尻の筋肉も緊張していました。

さらに、骨盤の前面を押すと痛みがあり、仙骨の上部にも圧痛が見られました。K様は「全部痛い」とおっしゃっていましたが、これは広範囲にわたって筋肉の緊張や炎症が起きていることを意味していました。

痛みの根本原因を探る

バレエダンサー特有の身体構造

バレエダンサーの身体は、長年のトレーニングによって一般の方とは異なる特徴を持つようになります。

K様の場合、筋肉の質は非常に良好でした。様々なスポーツのプロフェッショナルを診てきた経験から見ても、K様の筋肉の質は優れていると感じました。これは3〜4歳からバレエを続けてきた賜物でしょう。

しかし、その優れた筋肉と柔軟性が、逆に問題を引き起こしていたのです。背骨が柔らかすぎるため、動きの中で安定性を保つことが難しくなっていました。特にアラベスクで脚を高く上げる際、腰椎が過度に伸展してしまい、腰椎周辺の筋肉に負担がかかっていたと考えられます。

柔軟性と安定性のバランス

バレエでは高い柔軟性が求められますが、柔軟性だけでは美しい動きは実現できません。柔軟性と安定性のバランスが重要なのです。

K様の場合、背骨の柔軟性は十分すぎるほどありました。しかし、その柔軟性を支える体幹の安定性が不足していた可能性があります。体幹の深層筋が適切に働いていないと、背骨が動きすぎてしまい、表層の筋肉が過度に緊張して痛みを引き起こします。

また、股関節の硬さも問題でした。本来股関節で行うべき動作を腰で代償しようとすると、腰椎に過剰な負担がかかります。K様は「股関節はめっちゃ硬い」とおっしゃっていましたが、これが腰痛の一因となっていたのです。

多裂筋の過緊張

触診を進める中で、腰椎周辺の多裂筋という深層筋が過度に緊張していることが分かりました。

多裂筋は背骨を支える重要な筋肉ですが、過度に緊張すると痛みの原因となります。K様の場合、背骨が動きすぎることを防ごうと、多裂筋が常に緊張し続けていたと考えられます。

また、お尻の筋肉(臀筋群)も硬くなっており、特に左側が顕著でした。臀筋が硬くなると股関節の動きが制限され、さらに腰への負担が増すという悪循環が生じます。

内転筋の問題

内転筋を押した時、K様は強い痛みを訴えました。

内転筋は太ももの内側にある筋肉群で、脚を閉じる動作や、バレエの基本姿勢であるターンアウトを維持する際に重要な役割を果たします。内転筋が硬くなると、骨盤の安定性が低下し、腰への負担が増します。

K様の場合、週9コマものレッスンと指導で内転筋を酷使しており、十分なケアができていなかったことが硬さの原因と考えられました。

施術方針の決定|個別化されたアプローチ

一般的な腰痛治療との違い

K様の腰痛は、一般的な「筋肉が硬くて痛い」というタイプとは異なりました。そのため、通常の腰痛治療のように硬い筋肉をほぐすだけでは不十分でした。

必要だったのは、過度に動く背骨を安定させること、股関節の可動域を改善して腰への負担を減らすこと、そして過緊張している深層筋をリラックスさせることでした。

鍼治療を選択した理由

K様の症状に対して、鍼治療が最も効果的だと判断しました。

鍼は筋肉の深部まで直接アプローチできるため、手技では届かない多裂筋などの深層筋にアクセスできます。また、鍼による刺激は筋肉の緊張を緩和し、血流を改善する効果があります。

さらに、鍼は自律神経を整える効果もあります。K様のように痛みを我慢しながら踊り続けている方は、交感神経が優位になりがちです。鍼治療によって副交感神経を活性化させ、身体全体をリラックスさせることも重要でした。

低周波電気療法の併用

鍼を打った後、低周波という微弱な電気を流すことにしました。

低周波療法は、筋肉を受動的に収縮・弛緩させることで、深部の筋肉を効果的に緩める方法です。特に多裂筋のような深層筋に対して有効で、手技やストレッチでは届かない部分にアプローチできます。

K様に「電気が流れる感覚は大丈夫ですか」と確認したところ、「ビクンビクンって動くのがちょっと気持ち悪いけど、痛くはない」とのことでした。不快でなければ継続することで効果が期待できます。

段階的な治療計画

初回の治療だけで完全に痛みを取り除くことは難しいと判断しました。そこで、段階的な治療計画を立てました。

まず初回は、最も問題がありそうな腰椎周辺の多裂筋とお尻の筋肉にアプローチ。治療後の反応を見て、次回以降の施術内容を調整していく方針としました。

K様には「今日治療して、次に踊るのがいつか教えてください。それまでどうだったか、日常生活での痛みと踊ってみての痛みをLINEで教えてください。それをもとに、次回の治療内容を調整していきます」とお伝えしました。

初回施術の実際|丁寧なアプローチ

うつ伏せでの腰部への施術

まずうつ伏せの姿勢で、腰部の状態を詳しく確認しました。

触診で圧痛点を探しながら、「この押されている痛みは、立ったり座ったりした時に感じている痛みに似ていますか」と確認します。K様は「全部痛い」とおっしゃいましたが、特に左側の腰部、お尻、仙骨の上部に強い圧痛がありました。

鍼を打つ前に、「消毒します」と声をかけ、滅菌済みのディスポーザブル鍼を使用することを説明しました。「中でズーンって響く感じがあるかもしれませんが、強くなりすぎないようにします」と伝え、K様の反応を見ながら慎重に施術を進めました。

多裂筋へのアプローチ

腰椎周辺の多裂筋に鍼を打ちました。

多裂筋は背骨のすぐ横にある深層筋で、背骨を安定させる重要な役割を果たします。K様の場合、この筋肉が過度に緊張していたため、鍼で直接アプローチすることにしました。

鍼を打つと、K様は「ちょっと痛かった」とおっしゃいましたが、我慢できないほどではないとのこと。深さや角度を調整しながら、適切な刺激量を探りました。

低周波電気療法の実施

鍼を打った後、低周波電気を流しました。

「左の腰から電気が入っていきます。これ痛いですか、気持ち悪いですか」と確認すると、K様は「まあ大丈夫」とのこと。「もし途中でやっぱり気持ち悪いからやめてほしいって感じだったら言ってください」と伝え、安心して施術を受けていただけるよう配慮しました。

通常は20分ほど電気を流すのですが、K様の筋肉は比較的緩みやすいタイプだと判断し、5分程度に短縮しました。過度な刺激は逆効果になることもあるため、初回は控えめにしたのです。

横向きでの側面へのアプローチ

次に横向きの姿勢で、腰の側面にアプローチしました。

横に体を倒した時の痛みの原因となる筋肉、腰方形筋や臀筋群に鍼を打ちました。K様に「この押された痛みは、普段感じている痛みと似ていますか」と確認すると、「痛みの種類が違う」とのこと。

痛みの場所や種類を特定するのは難しいケースでしたが、何度も確認しながら、最も問題がありそうな場所を探りました。「もっと外側」「もっと上」など、K様のフィードバックを丁寧に聞きながら施術を進めました。

仰向けでの前面へのアプローチ

最後に仰向けで、腰の前面と股関節周辺にアプローチしました。

腸腰筋という腰の前面にある深層筋を押すと、K様は「痛い」と反応されました。また、内転筋にも強い圧痛がありました。

これらの筋肉の緊張も腰痛の原因となっている可能性があったため、鍼でアプローチしました。ただし、前面への施術は初回では最小限に留め、次回以降の反応を見て調整することにしました。

施術後の変化|即効性と今後の展望

直後の効果確認

施術後、K様に立っていただき、痛みの変化を確認しました。

「座る、立つ、前屈、横に倒す動作をしてみてください」とお願いすると、K様は「あんまり変わらない」とおっしゃいました。しかし、「さっきより低いところまで行く気がします。行くけど、痛いのは痛い」とも。

完全に痛みが消えたわけではありませんでしたが、可動域が少し改善していることが確認できました。これは良い兆候です。

24時間後の効果を期待

K様には「今出ている効果よりも、24時間後とかもうちょっと後ぐらいの方がもっと良くなると思います」とお伝えしました。

鍼治療の効果は、施術直後よりも数時間から1日後にかけて現れることが多いのです。これは、鍼の刺激によって血流が改善し、老廃物が排出され、筋肉の緊張が徐々に緩んでいくためです。

自宅でのケア指導

施術後のケアについても詳しく説明しました。

まず、水分を多めに摂ることをお勧めしました。鍼治療後は老廃物の排出が促進されるため、十分な水分補給が重要です。

次に、腰を冷やさないようにすること。特に夏場はエアコンで冷えやすいため、注意が必要です。

そして、夜はお風呂に浸かること。「できれば毎日お風呂は浸かってほしいんですよ。血行を良くした状態を保った方が治療の効果が長続きしやすいから」とお伝えしました。

無理をしないことの重要性

「今日はもう動かないですか」と確認すると、K様は「ここに来る前に踊ってきた」とのこと。

「今日はこの後、あまり無理はしないでください。ちょっと試しにやってみようみたいなのは今日はなしで」とお願いしました。施術直後に激しく動くと、せっかく緩んだ筋肉が再び緊張してしまう可能性があるからです。

次回までのフィードバック依頼

K様には「月曜日の夜にレッスンがあるとのことなので、それまでどうだったか、日常生活における痛みと踊ってみての痛みを、LINEで教えてください」とお願いしました。

このフィードバックをもとに、次回の治療内容を調整していく予定です。初回の治療でどの部分が改善し、どの部分がまだ残っているのかを把握することで、より効果的な治療計画を立てることができます。

長期的な改善に向けて|根本解決のために

8月のオーディションに向けた計画

K様の最大の目標は、8月のオーディションに間に合わせることでした。

「8月までにちょっと何度か来てみようかなって思う感じであれば、プランを作ります。こんな感じで来てみたいな感じで」とお伝えしました。

理想的には、週1回のペースで4〜5回治療を行い、痛みを段階的に軽減していくことです。ただし、K様のスケジュールや身体の反応を見ながら、柔軟に調整していく必要があります。

筋力トレーニングの必要性

痛みが取れた後のことについても説明しました。

「最終的には筋トレをした方がいい気がするんですよ。その筋トレっていうのは、骨盤周りお腹周りを少し固定できるような力をつけていく方が、再発とかがしないんじゃないかなって気はします」とお伝えしました。

K様のように背骨が柔らかすぎる場合、体幹の安定性を高めることが重要です。腹横筋や骨盤底筋などのインナーマッスルを鍛えることで、背骨の過度な動きを抑え、腰への負担を減らすことができます。

股関節の柔軟性改善

股関節の硬さも改善していく必要があります。

K様自身も「股関節周りのストレッチをしたいけど、痛いからできない。だからまず痛みをどうにかしたい」とおっしゃっていました。

まずは鍼治療で痛みを軽減し、その後股関節のストレッチを行えるようにしていく計画です。股関節の可動域が改善すれば、腰で代償する必要がなくなり、腰痛の再発を防ぐことができます。

継続的なケアの重要性

バレエダンサーは常に身体を酷使しています。週9コマものレッスンと指導をこなすK様の場合、定期的なメンテナンスが不可欠です。

「痛みがゼロになったとしても、定期的に身体のチェックとケアを続けることをお勧めします」とお伝えしました。痛みが出る前に予防的なケアを行うことで、パフォーマンスを最大限に発揮できる状態を維持できるのです。

バレエダンサーの腰痛に特化した治療の重要性

一般的な治療では不十分な理由

K様のケースから分かるように、バレエダンサーの腰痛は一般的な腰痛とは異なる特徴を持っています。

多くの治療院では「腰が痛い=腰の筋肉が硬い」と判断し、硬い筋肉をほぐすアプローチを取ります。しかし、K様のように背骨が柔らかすぎることが原因の場合、単に筋肉をほぐすだけでは改善しません。

また、バレエ特有の動作や身体の使い方を理解していないと、適切な治療ポイントを見つけることができません。アラベスクやターンアウトといった動作が腰にどのような負担をかけるのか、どの筋肉が問題になりやすいのかを知っていることが重要なのです。

バレエコミュニティでの実績

当院では、東京バレエ団の方や、エンジェルアールなどのオープンクラスに通う多くのバレエダンサーを治療してきました。

バレエダンサー特有の身体の問題を理解し、個々の症状に合わせた治療を提供できることが、多くの方に選ばれる理由となっています。

K様も、インスタグラムで当院のアカウントを見つけ、バレエダンサーの治療実績を確認してから来院されました。「一般的な腰痛とはちょっと違う」という独自の診断力と、治療効果を見ながら個別最適化していく継続的アプローチが、決め手となったようです。

施術者の経験と理解

K様との会話の中で、ロンドン留学の話題になりました。

実は施術者も、5つ星客船で4年間世界を回りながら、様々な国の方を治療してきた経験があります。イギリスにも何度も寄港し、ロンドン周辺を訪れたことがあります。

そんな共通の経験から、「今しかできないものから先にやっていくべき」という価値観を共有できました。K様の「バレエは今しかできない」という決断への深い共感が、信頼関係の構築につながったのです。

よくある質問|バレエダンサーの腰痛について

バレエを休まずに治療できますか

多くのダンサーが心配されるのが、「治療のためにバレエを休まなければならないのか」という点です。

K様のケースでは、完全に休む必要はありませんでした。ただし、施術直後は激しい動きを控えていただき、翌日以降は身体の反応を見ながら徐々に動いていただくようお願いしました。

大切なのは、痛みを我慢して無理に踊り続けないことです。痛みがある状態で踊ると、かばう動きが癖になり、別の部位を痛める原因にもなります。治療と並行して、適度に動きながら回復を目指すのが理想的です。

どのくらいの期間で改善しますか

症状の程度や個人差によりますが、K様のような慢性的な腰痛の場合、4〜8回程度の治療で大きな改善が見込めます。

初回の治療で即効性を感じる方もいれば、数回の治療を重ねて徐々に改善していく方もいます。重要なのは、一度の治療で完治を期待せず、段階的に改善していくという認識を持つことです。

鍼は痛くないですか

K様も初めての鍼治療で不安を感じていらっしゃいましたが、実際に受けてみると「ちょっと痛かったけど大丈夫だった」とのことでした。

当院で使用する鍼は、髪の毛ほどの細さのディスポーザブル鍼です。注射針とは比べ物にならないほど細く、痛みはほとんどありません。ただし、筋肉の深部に刺激が届くと「ズーン」という響く感覚があることがあります。これは「得気」と呼ばれる感覚で、治療効果が出ているサインです。

電気治療は必須ですか

低周波電気療法は、より効果を高めるために行いますが、必須ではありません。

K様のように「ビクンビクンって動くのがちょっと気持ち悪い」と感じる方もいらっしゃいます。その場合は電気なしでの治療も可能ですので、遠慮なくお申し出ください。

自宅でできるケアはありますか

K様にもお伝えしたように、自宅でのケアは治療効果を高める上で非常に重要です。

まず、毎日お風呂に浸かって身体を温めること。シャワーだけでは血行改善が不十分です。次に、水分を十分に摂ること。そして、腰を冷やさないよう注意すること。

股関節のストレッチも有効ですが、痛みがある状態で無理に行うと悪化する可能性があるため、まずは治療で痛みを軽減してから始めることをお勧めします。

他の治療院との違いは何ですか

当院の最大の特徴は、バレエダンサー特有の身体の問題を理解していることです。

K様の場合も、「背骨が柔らかすぎることが原因かもしれない」という、一般的な治療院では気づきにくい視点から診断しました。また、治療効果を確認しながら次回の内容を調整していく個別化されたアプローチも特徴です。

さらに、施術者自身が海外での経験を持ち、様々な文化や価値観を理解していることも、ダンサーとのコミュニケーションを円滑にする要素となっています。

保険は使えますか

鍼灸治療は、医師の同意書があれば健康保険を使用できる場合があります。ただし、手続きが煩雑であり、適用条件も厳しいため、当院では自費診療をお勧めしています。

初回は9900円、1ヶ月以内の再来院であれば8800円で施術を受けていただけます。

担当者からのメッセージ

K様との施術を通じて、改めてバレエダンサーの身体の複雑さと、個別化された治療の重要性を実感しました。

「バレエは今しかできない」というK様の言葉は、すべてのダンサーに共通する切実な思いだと思います。人生のほとんどを捧げてきた芸術を、身体の痛みで諦めなければならないかもしれないという不安は、想像を絶するものでしょう。

しかし、適切な診断と治療によって、多くの腰痛は改善できます。K様のケースも、まだ初回の治療を終えたばかりですが、改善の可能性は十分にあると感じています。

大切なのは、痛みを我慢して踊り続けるのではなく、根本原因に向き合い、適切なケアを受けることです。そして、治療と並行して、身体の使い方や日常のケアを見直していくことです。

バレエダンサーの皆さんが、痛みなく最高のパフォーマンスを発揮できるよう、当院は全力でサポートいたします。

まとめ|腰痛を乗り越えて舞台へ

バレエダンサーの腰痛は、一般的な腰痛とは異なる特徴を持っています。背骨が柔らかすぎることによる不安定性、股関節の硬さによる代償動作、深層筋の過緊張など、複合的な要因が絡み合っているケースが多いのです。

K様のケースでは、詳細なカウンセリングと身体評価によって、これらの問題点を特定しました。そして、鍼治療と低周波電気療法を組み合わせた個別化されたアプローチで、改善への第一歩を踏み出しました。

今後は、治療を継続しながら痛みを軽減し、8月のオーディションと4月のドン・キホーテ公演に向けて、最高の状態で舞台に立てるようサポートしていきます。さらに、長期的には体幹トレーニングと股関節の柔軟性改善によって、再発を防ぐ身体づくりを目指します。

もしあなたも、K様と同じようにバレエの腰痛で悩んでいるなら、一人で抱え込まずに専門家に相談してください。適切な治療とケアによって、痛みを乗り越え、再び自由に踊れる日が必ず来ます。

「バレエは今しかできない」という思いを大切に、今この瞬間を全力で生きるダンサーの皆さんを、当院は心から応援しています。

ご予約・お問い合わせ

用賀の鍼灸マッサージ治療院ANCHORでは、バレエダンサーをはじめとするアスリートの方々の身体のケアに力を入れています。

腰痛、肩こり、膝の痛みなど、様々な症状に対応いたします。5つ星客船で培った国際レベルの技術と、バレエコミュニティでの豊富な実績を活かし、一人ひとりに最適な治療を提供いたします。

初回は丁寧なカウンセリングと身体評価から始まります。あなたの痛みの根本原因を見つけ出し、改善への道筋を一緒に考えましょう。

ご予約やご相談は、お気軽にお問い合わせください。あなたが痛みなく、最高のパフォーマンスを発揮できる日を心待ちにしています。

鍼灸マッサージ治療院ANCHOR
東京都世田谷区上用賀5-2-10 鴨水層4階

あなたの身体の悩みに、真摯に向き合います。