用賀で原因不明の足の痺れを改善 整形外科で異常なしと言われた方へ|鍼灸マッサージ治療院 ANCHOR(アンカー)

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用賀で原因不明の足の痺れを改善 整形外科で異常なしと言われた方へ

News&Topics2026.08.31

 

用賀で原因不明の足の痺れを改善 整形外科で異常なしと言われた方へ

はじめに なぜ病院では原因がわからないのか

整形外科で見つからない痛みの正体

朝起きた時、歩き始めた時に必ず出る足の痺れ。整形外科で何度もMRIを撮っても「異常なし」と言われ、途方に暮れていませんか。

実は、画像検査で異常が見つからない痛みや痺れは決して珍しくありません。それどころか、整形外科を受診される方の多くが「構造的には問題ない」と診断されながらも、日常生活に支障をきたす症状に悩まされています。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

答えは、検査の限界にあります。レントゲンやMRIは骨や椎間板といった「構造」を映し出すことには優れていますが、筋肉の状態や神経の圧迫具合を正確に捉えることは難しいのです。特に、筋肉が硬くなって神経を圧迫している状態は、画像には映りません。

つまり、骨には異常がなくても、筋肉や筋膜の問題で神経が圧迫され、痺れや痛みが生じているケースが多く存在するのです。

筋肉由来の神経圧迫という見落とされがちな原因

整形外科では主に骨格系の異常を診断します。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった構造的な問題があれば、手術や薬物療法が検討されます。

しかし、構造に問題がない場合、「様子を見ましょう」「痛み止めを飲んでください」という対症療法になりがちです。

ここで見落とされているのが、筋肉の硬さによる神経圧迫です。

人間の体には、筋肉の中を神経が貫通している場所がいくつかあります。特にお尻の深部にある梨状筋という筋肉は、坐骨神経という太い神経のすぐそばを通っており、この筋肉が硬くなると神経を圧迫して足に痺れを引き起こします。

この状態は「梨状筋症候群」と呼ばれ、MRIでは判別が難しいため、整形外科では見逃されやすいのです。

長時間のデスクワーク、運動不足、姿勢の偏りなどで梨状筋が硬くなると、坐骨神経が圧迫され、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痺れや痛みが走ります。

この痺れは、歩き始めや朝起きた時など、筋肉が冷えて硬くなっている時に特に強く現れる傾向があります。

お客様の悩み 5年間続く原因不明の症状

サッカーの試合後から始まった膝の違和感

今回ご来店されたM様は、5年前のサッカーの試合をきっかけに、膝が曲がらなくなるという症状に見舞われました。

試合の翌朝、出張先のホテルで目覚めると、膝がほとんど曲がらない状態になっていたのです。

整形外科を受診し、2年以上かけてようやく膝は曲がるようになりましたが、完全には元通りにならず、今でも時々カクカクと音が鳴り、ボールを蹴ることに恐怖を感じるようになりました。

この膝の問題をきっかけに、M様の体には次々と変化が現れました。

以前は週に何度も10キロ走るほど運動習慣があったのに、膝の不安から走れなくなり、筋力が低下。それに伴い、3年前からは腰痛が出るようになりました。

朝起きる時、腰が痛くてすぐには起き上がれず、ベッドの上で10分ほどストレッチをしないと動けない状態が続きました。

ロキソニンを飲んで走り続けた半年間

腰痛に悩んでいたM様は、知人の医師から「筋肉が弱ったせいで腰を支えられなくなっている」というアドバイスを受けました。

そこでM様が選んだのは、朝起きたらロキソニンを飲んで、痛みを抑えながら10キロ走るという方法でした。

この習慣を半年ほど続けたところ、腰痛は確かに軽減しました。しかし、行きつけの飲み屋のマスターに「無茶をするな」と強く叱られ、さすがにこの方法は危険だと気づいたそうです。

その後は週に2回程度のランニングに減らしましたが、今度は新たな症状が現れました。

歩いていると、太ももの裏側に痺れが走るようになったのです。

最初は両足に痺れがありましたが、次第に右足だけに集中するようになり、特に朝の歩き始めや、駅まで歩く途中で必ず痺れが出るようになりました。

毎年MRIを撮っても異常なしという診断

M様は症状が出るたびに整形外科を受診し、毎年MRI検査を受けていました。

しかし、どれだけ詳しく調べても「特に異常はありません」という診断が続きました。

骨にも椎間板にも問題がない。それなのに、毎朝必ず痺れが出る。30分ほど歩くと痺れは治まるものの、翌朝にはまた同じように痺れが出る。

この繰り返しに、M様は「もう治らないのかもしれない」と諦めかけていました。

仕事は営業職で、外回りも多く、アクティブに動く必要があります。週末にはゴルフの付き合いもあり、本当はサッカーがしたいのに、足の不安からボールを蹴ることもできない。

整形外科では「様子を見ましょう」としか言われず、具体的な治療法も示されない。

そんな中、M様は鍼灸マッサージ治療院ANCHORのことを知り、「もしかしたら、ここなら原因がわかるかもしれない」と期待を込めて来店されました。

姿勢分析で見えた体の歪み

右肩が下がり右腰に負担がかかる姿勢

M様が来店された際、まず立ち姿勢を観察させていただきました。

すると、明らかに右肩が下がっており、体全体が右側に傾いていることがわかりました。

人間の体は、本来であれば背骨がまっすぐ立ち、上半身の重さが均等に骨盤に乗るように設計されています。

しかしM様の場合、右肩が下がることで体が右側に傾き、右腰に過度な負担がかかる姿勢になっていました。

この姿勢が続くと、右側の腰椎周辺の筋肉が常に緊張状態になり、神経の出口が狭くなります。

腰椎から出る神経は、お尻、太もも、ふくらはぎ、足先へと伸びています。この神経の通り道が狭くなることで、足への痺れが生じるのです。

さらに、M様の右のお尻を触診すると、明らかに左側よりも筋肉の量が少なく、硬くなっていました。

これは、右側に体重をかける癖があり、右のお尻の筋肉が過度に緊張し続けた結果、血流が悪化して筋肉が萎縮してしまった状態です。

サッカーの利き足と体の使い方の関係

M様はサッカーをされていた頃、右足が利き足でした。

右利きの選手は、一般的に左足を軸足として使います。左足でしっかり体を支え、右足でボールを蹴るという動作を何千回、何万回と繰り返すうちに、左側の筋肉は非常に発達し、安定性が高まります。

一方で、右側は蹴る動作に特化しているため、支える筋肉が相対的に弱くなる傾向があります。

M様の場合、5年前の膝の怪我以降、運動量が減ったことで、もともと弱かった右側の筋力がさらに低下しました。

その結果、歩く時やランニングの時に、右足が着地するたびに体が右側に傾き、右腰に負担がかかるという悪循環が生まれていたのです。

さらに、営業の仕事で重いキャリーバッグを持つ際、無意識に右手で持つことが多く、これも右肩を下げる原因になっていました。

キャリーバッグを引く動作は、肩を下げた状態で長時間歩くことになり、右腰への負担をさらに増大させます。

このように、日常生活の中での体の使い方の癖が積み重なり、M様の体は少しずつバランスを崩していったのです。

梨状筋による坐骨神経圧迫という仮説

お尻の深部にある梨状筋の役割

梨状筋は、お尻の深部にある小さな筋肉です。

骨盤の仙骨から大腿骨の大転子という部分に付着しており、股関節を外旋させる働きを持っています。

この筋肉のすぐそばを、坐骨神経という太い神経が通っています。坐骨神経は、腰椎から出た神経が集まってできた人体で最も太い神経で、お尻から太ももの裏側、ふくらはぎ、足先へと伸びています。

梨状筋が柔らかく正常な状態であれば、坐骨神経は圧迫されることなくスムーズに信号を伝えることができます。

しかし、長時間座り続けたり、姿勢が悪かったり、片側に体重をかける癖があったりすると、梨状筋は硬く緊張してしまいます。

硬くなった梨状筋は坐骨神経を圧迫し、お尻や太もも、ふくらはぎに痺れや痛みを引き起こします。

これが「梨状筋症候群」と呼ばれる状態です。

朝起きた時に症状が強く出る理由

M様の症状の特徴は、朝起きた時と歩き始めに必ず痺れが出るという点でした。

これは、梨状筋症候群の典型的な症状パターンです。

夜間、体は動かず、筋肉は冷えて硬くなります。特に梨状筋のような深部の筋肉は、血流が悪くなると非常に硬くなりやすい性質があります。

朝起きて歩き始めると、硬くなった梨状筋が坐骨神経を強く圧迫し、痺れが走ります。

しかし、歩き続けることで筋肉が温まり、血流が改善すると、梨状筋の緊張が少しずつほぐれ、神経への圧迫が弱まります。

そのため、30分ほど歩くと痺れが治まるのです。

また、M様は営業職で長時間座ることも多く、座っている間は梨状筋が常に圧迫されています。

長く座った後に立ち上がると、一時的に梨状筋が硬くなり、痺れが出やすくなります。

このように、M様の生活習慣と症状のパターンを照らし合わせると、梨状筋による坐骨神経圧迫が最も可能性の高い原因だと考えられました。

鍼灸マッサージによる施術の実際

右腰と右お尻への集中的なアプローチ

M様の施術では、まず右腰と右お尻に鍼を打つことから始めました。

鍼は使い捨ての滅菌済みディスポーザブル鍼を使用し、感染のリスクは一切ありません。

鍼を刺す際、筋肉が硬くなっている場所に鍼が当たると、ズーンと重い感じが走ります。これを「響き」と呼び、鍼が効いている証拠です。

M様の右お尻の梨状筋に鍼を刺すと、足の先までズーンと響く感覚がありました。

「今、足の先まで来ましたか?」と尋ねると、M様は驚いた様子で「はい、ビリッと来ました」と答えられました。

これは、鍼が神経の圧迫されている場所に正確に届いている証拠です。

鍼を刺した後、低周波の電気を流しました。低周波治療は、筋肉を収縮させたり緩めたりすることで、血流を改善し、筋肉の緊張を解く効果があります。

1秒に1回のペースで電気が流れ、筋肉がピクピクと動きます。これを20分ほど続けることで、1200回もの収縮と弛緩を繰り返し、硬くなった梨状筋を徹底的にほぐしていきます。

電気鍼による筋肉の収縮と弛緩の繰り返し

筋肉には、収縮した後は必ず弛緩するという生理学的なルールがあります。

この性質を利用し、電気で強制的に筋肉を収縮させることで、その後の弛緩を促し、筋肉を緩めていくのが電気鍼の原理です。

M様の場合、梨状筋が長年にわたって緊張し続けていたため、自分の意思だけでは緩めることができない状態になっていました。

電気鍼を使うことで、意識とは関係なく筋肉を動かし、深部の緊張を解くことができます。

施術中、M様は「最初は足の先までビリビリ来ていたのに、だんだん感じなくなってきました」とおっしゃいました。

これは、筋肉が緩んできたことで神経への圧迫が弱まり、刺激が伝わりにくくなった証拠です。

つまり、施術が効いている証拠なのです。

鍼を打った後は、あんまマッサージ指圧で全身の筋肉をほぐしていきました。

右腰、右お尻だけでなく、太ももの裏側、ふくらはぎ、さらには左側の筋肉もバランスを取るために丁寧にほぐしました。

体は全体でバランスを取っているため、右側だけを緩めると、かえって違和感が出ることがあります。

左右のバランスを整えることで、体全体が本来の状態に戻りやすくなるのです。

施術後の体の変化と揉み返しについて

施術が終わった後、M様に立っていただき、体の変化を確認しました。

「歩いてみてください」とお願いすると、M様は少し驚いた様子で「あれ、なんか軽いです」とおっしゃいました。

右足に感じていた重さや違和感が軽減し、歩きやすくなったとのことでした。

ただし、鍼やマッサージを受けた後は、揉み返しと呼ばれるだるさが出ることがあります。

これは、硬くなっていた筋肉がほぐれる過程で、一時的に炎症反応が起こるためです。

揉み返しが出た場合は、24時間ほど様子を見ていただき、お風呂に浸かったり、軽く体を動かしたりして血流を促すことで、すぐに改善します。

また、施術後は水を多めに飲むことをお勧めしました。

筋肉がほぐれると、老廃物が血液中に流れ出します。水分をしっかり摂ることで、老廃物の排出がスムーズになり、揉み返しを軽減できます。

M様には、翌日の朝、歩き始めた時の痺れがどうなっているかを確認していただき、LINEでフィードバックをお願いしました。

施術後の経過とセルフケアの提案

24時間後の変化を確認する重要性

鍼灸マッサージの効果は、施術直後だけでなく、24時間から48時間後にさらに強く現れることがあります。

これを「遅効性」と呼びます。

施術によって筋肉がほぐれると、血流が改善し、酸素や栄養が筋肉に届きやすくなります。また、老廃物の排出も促進されます。

この変化は、施術後も体の中で続いており、時間が経つにつれて体が本来の状態に戻っていくのです。

M様には、翌朝の歩き始めに痺れが出るかどうか、出た場合はどの程度の強さか、どのくらいの時間で治まるかを確認していただきました。

もし痺れが完全になくなっていれば、施術が非常に効果的だったことがわかります。

もし痺れが残っていても、以前より軽くなっていれば、方向性は正しいということです。

この場合は、何回か施術を重ねることで、症状を完全に消すことができる可能性が高まります。

お風呂と水分補給で効果を持続させる

施術の効果を長持ちさせるために、M様には日常生活でできるセルフケアをお伝えしました。

まず、お風呂にしっかり浸かることです。

シャワーだけで済ませると、体の深部まで温まらず、筋肉が硬くなりやすくなります。

湯船に15分ほど浸かることで、血流が改善し、筋肉が柔らかくなります。特に梨状筋のような深部の筋肉は、外側から温めることが重要です。

また、水分補給も欠かせません。

成人の体の約60パーセントは水分でできており、筋肉も約75パーセントが水分です。水分が不足すると、筋肉は硬くなり、老廃物も溜まりやすくなります。

1日に1.5リットルから2リットルの水を飲むことを目標にしていただきました。

さらに、長時間座る際は、30分に1回は立ち上がって軽く体を動かすことをお勧めしました。

座っている間、梨状筋は圧迫され続けています。定期的に立ち上がることで、筋肉への負担を減らすことができます。

ストレッチで梨状筋をセルフケアする方法

施術で筋肉が緩んでも、日常生活の中で再び硬くなることがあります。

そこで、自宅でできる梨状筋のストレッチをお伝えしました。

まず、仰向けに寝て、右膝を曲げます。右足首を左膝の上に乗せ、左膝を両手で抱えて胸に引き寄せます。

この姿勢を30秒キープすることで、右のお尻の奥にある梨状筋がストレッチされます。

ストレッチ中は、痛みを感じない程度に伸ばすことが大切です。痛いほど伸ばすと、筋肉が防御反応で硬くなってしまいます。

「気持ちいい」と感じる程度で、ゆっくり呼吸をしながら伸ばすことがポイントです。

このストレッチを朝晩1回ずつ行うことで、梨状筋の柔軟性を保つことができます。

また、デスクワークの合間にも、椅子に座ったまま同じようなストレッチを行うことができます。

右足首を左膝の上に乗せ、背筋を伸ばして前に体を倒すと、お尻の筋肉が伸びます。

こうした小さなケアの積み重ねが、症状の再発を防ぐことにつながります。

良くなるまでの通院ペースと目標設定

1回で完治するわけではない理由

M様の症状は、5年間かけて少しずつ悪化してきたものです。

長年にわたって積み重なった筋肉の硬さや姿勢の歪みは、1回の施術だけで完全に元通りになるわけではありません。

施術によって筋肉は緩みますが、日常生活の中で再び負担がかかると、また硬くなってしまいます。

特に、仕事で長時間座ったり、重い荷物を持ったりする生活を続ける限り、筋肉には常にストレスがかかります。

そのため、最初のうちは週に1回程度の施術を続けることで、体を良い状態に導いていくことが重要です。

症状が完全になくなり、朝起きた時も歩き始めも痺れが出なくなったら、通院ペースを2週間に1回、1ヶ月に1回と徐々に減らしていきます。

最終的には、月に1回のメンテナンスで良い状態を保つことができるようになります。

ゼロにすることの重要性

症状を改善する上で最も大切なのは、一度「完全にゼロ」にすることです。

「7割くらい良くなった」「まだ少し痺れが残っている」という状態で施術を中断してしまうと、すぐに元の状態に戻ってしまいます。

しかし、一度完全に痺れがなくなり、朝も快適に起きられる、1日中痺れを感じない、という状態になれば、そこから悪化するスピードは非常に遅くなります。

つまり、100パーセント良い状態から50パーセントまで落ちることはほとんどなく、せいぜい90パーセントくらいまでしか落ちないのです。

そのため、最初のうちは少し頻繁に通っていただき、症状を完全にゼロにすることを目標にします。

その後は、月に1回のメンテナンスで、良い状態を維持していくことができます。

再発を防ぐための定期メンテナンス

体は、日々の生活の中で少しずつダメージを蓄積していきます。

どれだけ気をつけていても、仕事や家事、運動の中で筋肉には負担がかかります。

そのため、定期的にメンテナンスを受けることで、ダメージが蓄積する前にリセットすることが大切です。

月に1回、体全体をチェックし、硬くなっている筋肉をほぐし、姿勢を整えることで、痛みや痺れが再発するのを防ぐことができます。

また、定期的に通うことで、体の変化に早く気づくことができます。

「最近、少し右肩が下がってきたな」「お尻が硬くなってきたな」といった小さな変化を見逃さず、早めに対処することで、大きな症状に発展するのを防げます。

M様には、まず症状を完全にゼロにすることを目標に、週に1回のペースで通っていただくことを提案しました。

そして、痺れが完全になくなったら、月に1回のメンテナンスに移行し、好きなサッカーを再開できる体を目指していくことになりました。

整形外科と鍼灸マッサージの違い

骨を診る西洋医学と筋肉を診る東洋医学

整形外科は、骨や関節、椎間板といった「構造」を診る専門です。

レントゲンやMRI、CTといった画像検査を用いて、骨折や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症といった構造的な異常を見つけ出します。

もし構造に問題があれば、手術や薬物療法、リハビリといった治療が行われます。

しかし、画像検査で異常が見つからない場合、整形外科では「異常なし」という診断になります。

一方、鍼灸マッサージは、筋肉や筋膜、神経の通り道といった「機能」を診る専門です。

画像には映らない筋肉の硬さや、神経の圧迫具合を、触診や動作チェックで評価します。

そして、鍼や灸、マッサージといった手技を用いて、筋肉を緩め、神経の通りを改善し、体のバランスを整えます。

つまり、整形外科と鍼灸マッサージは、それぞれ異なる視点から体を診ているのです。

どちらが優れているということではなく、両者が補完し合うことで、より多くの症状に対応できるようになります。

画像検査では映らない筋肉の問題

レントゲンは骨しか映りません。MRIは骨だけでなく、椎間板や靭帯、筋肉も映しますが、筋肉の硬さや緊張具合を正確に評価することは難しいのです。

特に、梨状筋のような深部の小さな筋肉が坐骨神経を圧迫している状態は、MRIでも判別が困難です。

そのため、整形外科では「異常なし」と診断されても、実際には筋肉の問題で痛みや痺れが生じているケースが多く存在します。

鍼灸マッサージでは、触診によって筋肉の硬さや緊張を直接確認します。

硬くなっている場所、痛みが出ている場所、動きが悪い場所を手で触れて評価し、その場で施術を行います。

また、姿勢や歩き方を観察することで、体のどこに負担がかかっているかを推測することもできます。

このように、画像検査では見つからない問題を、鍼灸マッサージでは見つけ出すことができるのです。

両者を組み合わせることで最良の結果を

理想的なのは、整形外科と鍼灸マッサージを組み合わせて利用することです。

まず整形外科で画像検査を受け、骨や椎間板に問題がないかを確認します。

もし構造的な問題があれば、整形外科での治療を優先します。

しかし、画像検査で異常が見つからない場合は、鍼灸マッサージで筋肉や筋膜の問題にアプローチします。

鍼灸マッサージ治療院ANCHORは、労災保険指定医療機関である整形外科と業務提携しており、必要に応じて相互に紹介し合う体制を整えています。

画像診断が必要な場合は整形外科へ、鍼灸マッサージが有効な場合は当院へと、適切に振り分けることで、患者様にとって最良の治療を提供できるのです。

M様のように、整形外科で「異常なし」と言われた方こそ、鍼灸マッサージを試していただく価値があります。

構造が壊れていないということは、筋肉や筋膜の問題である可能性が高く、鍼灸マッサージで改善できる可能性が高いのです。

日常生活で気をつけるべき体の使い方

キャリーバッグの持ち方と姿勢への影響

M様は営業職で、重いキャリーバッグを持って移動することが多い生活をされていました。

キャリーバッグを引く際、多くの人は無意識に利き手で持ちます。

M様も右手でキャリーバッグを引くことが多く、これが右肩を下げる大きな原因になっていました。

キャリーバッグを引くと、引いている側の肩が下がり、体が傾きます。

この状態で長時間歩くと、傾いた側の腰や背中に大きな負担がかかります。

特に、駅から駅へ移動する際や、空港で長距離を歩く際は、この負担が積み重なります。

対策としては、左右交互にキャリーバッグを持ち替えることが有効です。

10分ごとに持ち手を変えることで、片側だけに負担がかかるのを防ぐことができます。

また、キャリーバッグを選ぶ際は、できるだけ軽量なものを選び、荷物を詰め込みすぎないことも大切です。

重いキャリーバッグを引くと、それだけ体への負担が増えます。

長時間座る時の工夫

デスクワークや長距離移動で長時間座る際、お尻の筋肉は常に圧迫されています。

特に梨状筋は、座面とお尻の骨の間に挟まれる形になり、長く座るほど圧迫され続けます。

この圧迫が続くと、梨状筋は硬くなり、坐骨神経を圧迫しやすくなります。

対策としては、30分に1回は立ち上がって体を動かすことが理想です。

トイレに行く、飲み物を取りに行く、軽くストレッチをするなど、座りっぱなしを避けることが重要です。

また、座る際は、お尻の下にクッションを敷くことで、圧迫を軽減することができます。

低反発クッションや円座クッションを使うと、お尻への負担が分散され、梨状筋への圧迫が減ります。

さらに、座る姿勢も重要です。

背もたれに寄りかかりすぎると、骨盤が後傾し、腰や背中に負担がかかります。

骨盤を立てるように意識し、背筋を伸ばして座ることで、体への負担を減らすことができます。

ランニングフォームの見直し

M様は以前、週に何度も10キロ走るほどのランニング習慣がありました。

しかし、5年前の膝の怪我以降、走る頻度が減り、筋力も低下しました。

また、右側の筋力が弱いため、走る際のフォームにも左右差が生じていました。

右足が着地する際、体が右側に傾き、右腰に負担がかかる走り方になっていたのです。

ランニングフォームを改善するためには、まず体幹の筋力を強化することが重要です。

体幹が安定することで、着地時の体の傾きを減らし、左右均等に体重を分散させることができます。

また、ランニング前のウォーミングアップとして、梨状筋のストレッチを行うことも効果的です。

筋肉が温まった状態で走ることで、怪我のリスクを減らし、筋肉への負担も軽減できます。

さらに、ランニングシューズの選び方も重要です。

クッション性の高いシューズを選ぶことで、着地時の衝撃を吸収し、腰や膝への負担を減らすことができます。

M様には、症状が完全に改善した後、少しずつランニングを再開し、最終的には好きなサッカーも再開できる体を目指していただくことをお伝えしました。

よくある質問と回答

鍼は痛くないですか

鍼治療に対して「痛そう」というイメージを持つ方は多いですが、実際には注射針とは全く異なります。

鍼灸で使用する鍼は、髪の毛ほどの細さで、先端も丸みを帯びているため、皮膚を傷つけることなくスムーズに入ります。

刺す際の痛みはほとんどなく、多くの方が「あれ、もう入ったんですか」と驚かれます。

ただし、筋肉が硬くなっている場所に鍼が当たると、ズーンと重い感じや、ジーンとした響きを感じることがあります。

これは痛みではなく、鍼が効いている証拠です。

この響きが苦手な方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は「気持ちいい」と感じられます。

また、当院では使い捨ての滅菌済みディスポーザブル鍼のみを使用しているため、感染のリスクは一切ありません。

何回通えば良くなりますか

症状の重さや、どのくらいの期間その症状が続いていたかによって、必要な施術回数は異なります。

急性の痛みであれば、1回から3回程度で改善することが多いです。

しかし、M様のように5年間続いている慢性的な症状の場合は、週に1回のペースで5回から10回ほど施術を重ねることで、症状を完全にゼロにすることを目指します。

症状が完全になくなった後は、月に1回のメンテナンスで良い状態を維持することができます。

初回の施術後、24時間から48時間後の体の変化を確認し、効果が出ているかどうかを判断します。

効果が出ていれば、そのまま継続し、もし変化が少なければ、施術内容を調整します。

保険は使えますか

鍼灸マッサージは、医師の同意書があれば健康保険を使うことができます。

ただし、保険適用には条件があり、慢性的な痛みや神経痛、リウマチなど、特定の疾患に限られます。

また、整形外科など他の医療機関と同時に保険を使うことはできません。

当院では、保険適用についてのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

なお、保険を使わない自費診療の場合、初回は9900円、2回目以降は8800円となります。

揉み返しが心配です

揉み返しとは、施術後に一時的にだるさや痛みが出る現象です。

これは、硬くなっていた筋肉がほぐれる過程で起こる自然な反応で、悪いことではありません。

揉み返しが出た場合は、24時間ほど様子を見ていただき、お風呂に浸かったり、軽く体を動かしたりして血流を促すことで、すぐに改善します。

また、水分をしっかり摂ることで、老廃物の排出がスムーズになり、揉み返しを軽減できます。

当院では、初回の施術は強さを調整しながら行い、揉み返しが出にくいように配慮しています。

もし揉み返しが出た場合は、次回の施術で強さを調整しますので、遠慮なくお伝えください。

どんな服装で行けばいいですか

施術を受ける際は、動きやすい服装でお越しください。

ジーンズやスカートなど、体を締め付ける服装は避け、ゆったりとしたズボンやTシャツが理想です。

また、鍼を打つ際にズボンを下ろしていただくことがありますので、下着が見えても気にならない方はそのままで構いません。

もしお着替えが必要な場合は、当院でお着替えをご用意することも可能ですので、お気軽にお申し付けください。

施術後にお酒を飲んでも大丈夫ですか

施術後のお酒は、基本的には問題ありません。

ただし、施術後は血流が良くなっているため、普段よりもお酒が回りやすくなることがあります。

飲む量を控えめにし、水分もしっかり摂るようにしてください。

また、施術当日は激しい運動や長時間の入浴は避け、体をゆっくり休めることをお勧めします。

子どもや高齢者でも受けられますか

鍼灸マッサージは、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方に受けていただけます。

子どもの場合は、鍼を刺さずに皮膚の上から刺激する「小児鍼」という手法を用いることもあります。

高齢者の方には、体への負担が少ないよう、優しい刺激で施術を行います。

それぞれの体の状態に合わせて施術内容を調整しますので、安心してご相談ください。

まとめ 原因不明の痺れは改善できる

整形外科で異常なしでも諦めないで

MRIやレントゲンで「異常なし」と言われても、痛みや痺れが続いているなら、それは筋肉や筋膜の問題かもしれません。

画像検査では映らない筋肉の硬さや神経の圧迫は、鍼灸マッサージで改善できる可能性があります。

整形外科で原因がわからなかった方こそ、鍼灸マッサージを試していただく価値があるのです。

M様のように、5年間も悩み続けていた症状でも、適切なアプローチをすれば改善の道が開けます。

諦めずに、一度ご相談ください。

筋肉を緩めることで神経の通りを改善

梨状筋による坐骨神経圧迫は、鍼灸マッサージで筋肉を緩めることで改善できます。

電気鍼やマッサージで筋肉の緊張を解き、血流を改善することで、神経への圧迫が弱まり、痺れが軽減します。

また、姿勢を整え、体のバランスを整えることで、再発を防ぐこともできます。

日常生活でのセルフケアと、定期的なメンテナンスを組み合わせることで、痛みや痺れのない快適な生活を取り戻すことができるのです。

好きなスポーツを再開できる体を目指して

M様の本当の目標は、痺れをなくすことだけではありません。

好きなサッカーを再開し、ボールを思い切り蹴れる体を取り戻すことです。

そのためには、症状を完全にゼロにし、筋力を回復させ、体のバランスを整える必要があります。

鍼灸マッサージ治療院ANCHORでは、症状の改善だけでなく、その先にある「やりたいことができる体」を目指して、一人ひとりに合わせた施術とアドバイスを提供しています。

もし今、原因不明の痛みや痺れに悩んでいるなら、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの体の声に耳を傾け、最適な施術プランをご提案いたします。

ご予約・お問い合わせ

鍼灸マッサージ治療院ANCHORでは、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧なカウンセリングと施術を行っています。

初回は約60分のお時間をいただき、体の状態を詳しく評価した上で、最適な施術プランをご提案いたします。

ご予約やご相談は、お気軽にお問い合わせください。

あなたの体の悩みに寄り添い、一緒に解決の道を探していきます。

鍼灸マッサージ治療院ANCHOR
東京都世田谷区上用賀5-2-10 鴨水層4階

皆様のご来店を心よりお待ちしております。